トーマス・ハンナ博士は、「老化は神話である」と言います。
多くの人が「年だから仕方ない」と身体の不調を諦めます。しかし、その不調は、実際には年齢とは関係なく、感覚運動健忘(SMA)が原因であることも多々あります。SMAは、筋肉の感覚と運動機能を回復させれば解消しますが、人々は老化のせいにして何もしない、これが老化による様々な不調の実態であると、ハンナ博士は考えました
「年だから仕方ない」と諦め、何もしないことで、事態はますます悪化、あるいは、予想した通りになるのです。「年をとれば、誰でも身体は衰える」「自分の力ではどうすることもできない」という思い込みこそ、老化という神話なのです。
人々が、この古い神話を手放し、「ポジティブな未来の姿」を思い描きながら、それに向かって努力することで、新しい神話をつくりだそうというのが、ハンナ博士の願いです。