Hanna Somatics®(ハンナ・ソマティクス)は、またの名をHanna Somatic Education®と言い、慢性的な身体の痛みや凝りを、根本的に解決するにはどうすればよいか、そのやり方を教えます。
ハンナ・ソマティクスの創始者は、米国の神学者・哲学者・身体学者である、トーマス・ハンナ(1928-1990)博士です。イスラエル出身の物理学者モーシェ・フェルデンクライスに師事し、1975年、米国初のフェルデンクライスメソッドのトレーニングを開催して以来、米国に広くそのボディワークとソマティクスを紹介しました。その後、フェルデンクライスメソッドを発展させ、ハンナ・ソマティクスを設立しました。
センサリー・モーター・アムネジア:ハンナ・ソマティクスは脳神経学に基づいています。トーマス・ハンナは、通常、年を取ると現れる慢性的な身体の痛みや凝りや張りは、老化ではなく、脳が無意識に筋肉を収縮させ続けることが原因であるとし、その現象をセンサリー・モーター・アムネジアと命名しました。センサリー・モーター・アムネジアとは、筋肉が、一時的に本来の弾力や柔軟性を忘れ、本来の力を発揮できない状態を表します。これは、繰り返し同じストレスに晒されることで、筋肉の収縮が慢性化、習慣化している状態です。この状態を、意識的に脳を使うことで、根本的に解決させようと考え出されたのが、ハンナ・ソマティクスの手法です。
パンディキュレーション:具体的に、ハンナ・ソマティクスでは、パンディキュレーションと呼ばれレス手法を使います。パンディキュレーションとは、猫や犬が目覚めると必ずやる「伸び」のことです。一旦筋肉を収縮させ、それからゆっくりと力を抜いています。寝起きにパンディキュレーションを行うことで、動物たちの感覚運動は目覚め、伸び伸びと動けるようになります。ハンナ・ソマティクスではこれを意識的に行うことで、脳から筋肉をリセットし、筋肉本来が持つ弾力や柔軟性を取り戻すことを目指します。